WSBKチェコ戦レビュー|ファン・デル・マーク奮闘でポイント獲得
WSBKチェコ戦レビュー|負傷に翻弄された週末。ファン・デル・マークの奮闘でポイント獲得
2026年5月15日〜17日、世界スーパーバイク選手権(WorldSBK)第5戦が、中欧の名門サーキット、チェコのアウトドローム・モストで開催されました。BMW MotorradチームとテクニカルパートナーであるOUTDOは、引き続き共に戦線へ。前戦ハンガリーでの連続アクシデントを受け、ミゲル・オリヴェイラは肩甲骨・胋骨骨折、肩腕損傷、脳震皪の影響で欠場。代役として、長年BMWファクトリーライダーを務め、2026年から BMW Motorrad WorldSBKテストチーム およびBMW Motorrad ワールド・エンデュランスチーム所属となったミシェル・ファン・デル・マークが緊急参戦しました。一方、復帰したダニロ・ペトルッチも初日の第1レースで重い転倒に見舞われ、難しい週末となっています。



レース1

土曜午後の第1レースは、気温16°C・曇天というクールなコンディションでスタート。予顸9番手から発進したペトルッチでしたが、1周目の高速コーナーTurn 13で激しいハイサイド転倒。赤旗中断となり、メディカルセンターで初期診察を受けた後、地元モスト病院での精密検査で尾骨骨折と診断され、ラウンドの残りすべてを欠場することが決定しました。
予選グリッドに基づく21周での再スタートでは、ファン・デル・マークが孤軍奮闘の形でレースを継続。長年乗り慣れたBMW M 1000 RRの感覚を頼りにペースをまとめ、14位でフィニッシュ。WSBK復帰戦でポイントを獲得しています。
スーパーポールレース

日曜午前のスーパーポールレース(10周)も、ファン・デル・マークがチーム唱一の代表として出走。曇天で気温15°Cという厳しい条件のなか、強豪揃いの短期決戦で安定したラップを刻み、10位でチェッカー。スーパーポールレースの入賞圈は9位までのため、わずか一歩届かない形となりました。
レース2

日曜午後の第2レース(22周)も、ファン・デル・マークが単独でレースを背負う形に。中団グループでの厳しい竟り合いを丁寧にこなし、サム・ロウズとの直接対決の末に13位でフィニッシュ。レース1のポイントに加え、Race 2 でも追加のポイントを獲得しました。
週末の総括

| ライダー | 予選 | レース1 | スーパーポールレース | レース2 |
|---|---|---|---|---|
| #88 ミゲル・オリヴェイラ | — | — | — | 欠場(バラトン負傷) |
| #9 ダニロ・ペトルッチ | 9番手 | DNF(Turn 13転倒) | 欠場(尾骨骨折) | 欠場 |
| #60 ミシェル・ファン・デル・マーク(代役) | 12番手 | 14位 | 10位 | 13位 |
メイン陣容を欠きながらも、ファン・デル・マークの安定した走りでチームは確実にポイントを積み上げ、開発・セットアップの両面で貴重な実戦データを持ち帰る週末となりました。サーキットへの来場者数は3日間合計で53,952人を記録しています。
