WSBKオランダ戦レビュー|難条件のアッセンで奮闘したBMW勢
WSBKオランダ戦レビュー|難条件のアッセンで奮闘したBMW勢
2026年4月17日〜19日、世界スーパーバイク選手権(WorldSBK)第3戦が、長い歴史を持つオランダ・アッセン(TTサーキット・アッセン)で開催されました。週末を通じて気温の低い状況が続き、土曜午後の決勝では中盤からまとまった雨が降るなど、グリップが大きく変化するコンディション。BMW Motorradチームのミゲル・オリヴェイラとダニロ・ペトルッチは、2026年型BMW M 1000 RRで難条件に立ち向かい、ポイントを着実に積み上げる週末となりました。



レース1

土曜午後の第1レース(21周)は、波乱の展開に。予選で 4番手 を獲得していたペトルッチは、シグナルチェンジ直前のわずかな動きでジャンプスタート判定を受け、 ダブルロングラップペナルティ が科されました。1回目のペナルティ消化中、ロングラップループへの進入で減速が間に合わず、グラベルに飛び出すアクシデントが発生。順位を大きく落としながらも完走し、 18位 でチェッカーを受けています。
予選13番手スタートのオリヴェイラは、序盤から地道にポジションを上げる組み立て。残り7周の段階で降雨が訪れ、路面の状況が大きく変化するなか、湿った路面でも安定した走りを継続。最終的にMGMドゥカティのマッケンジーとの接戦を制し、 7位 でフィニッシュ。当戦のBMW最上位リザルトとなりました。
スーパーポールレース

日曜午前のスーパーポールレースは、気温わずか 11°C という低温下での10周スプリント。タイヤの作動温度が上がりにくい状況で、ペトルッチは序盤からトップ集団に食らいつき、終盤まで上位争いを継続。 7位 でゴールし、午後のレース2で 3列目グリッド を確保しました。
レース2

日曜午後の第2レース(21周)も、寒く変わりやすいコンディションが続きました。ペトルッチはリアグリップの低下を繊細なブレーキコントロールでカバーしながら集団内のバトルを制し、最後のラップで前車を押さえ切って 9位 でチェッカー。
オリヴェイラは、レース全体を通して フロントタイヤの摩耗とリアグリップの低下 に苦しむ展開。本人もレース後に「アッセンのコーナータイプは今のマシンと相性が良くなかった」と振り返っており、 12位 でセーフティに完走しました。
週末の総括

| ライダー | 予選 | レース1 | スーパーポールレース | レース2 |
|---|---|---|---|---|
| #88 ミゲル・オリヴェイラ | 13番手 | 7位 | 11位 | 12位 |
| #9 ダニロ・ペトルッチ | 4番手 | 18位 | 7位 | 9位 |
ペトルッチは予選4番手という強力なペースを示しながらも、スタート判定の結果がレース1全体に影響。一方のオリヴェイラは、ポルティマンに続いて確実にポイントを積み上げ、第3戦終了時点でシリーズランキング4位(69ポイント)につけています。週末の来場者数は3日間合計57,494人。
