WSBKヘレス戦レビュー|最終戦を戦い抜いたBMW陣営、メーカーランキング3位を確定
最終戦ヘレスを戦い抜き、
BMWがメーカーランキング3位を確定
2026年FIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)第12戦が、10月18日にスペインのヘレス・サーキットで最終日を迎え、全12戦にわたる今シーズンが幕を閉じました。
ポルトガル(前戦エストリルのレビュー)からスペインへ舞台を移し、ROKiT BMW Motorrad WorldSBKチームは新たな試練に直面しました。予選は13番手にとどまり、レース1ではリタイアを喫したミゲル・オリベイラ選手でしたが、日曜日にかけて調整を進め、少しずつ走りを立て直しました。一方、ダニーロ・ペトルッチ選手は、BMWのライダーとして最後のレースウィークを走りきり、チームとともに戦った1年を締めくくりました。
最終戦、全力で挑む
土曜日のレース1は、路面温度38℃のなかで行われました。13番グリッドからスタートしたオリベイラ選手でしたが、8周を終えたところで技術的なトラブルによりピットへ戻り、そのままリタイア。ポイント争いを続けることはできませんでした。
15番グリッドからスタートしたペトルッチ選手は20周を走りきり、17位でフィニッシュしました。土曜日は期待どおりの結果を得られず、チームは日曜日の2レースに向けて改善の糸口を探りました。
前を追い続け、最後まで戦い抜く
日曜午前、10周のショートレース。13番グリッドからスタートしたオリベイラ選手は、8位を争う集団に加わりました。レース終盤、前を走るライダーたちの順位が次々と入れ替わるなか、すぐ後ろにつけてチャンスをうかがいましたが、最終ラップで逆転するには至らず11位でフィニッシュ。前のライダーとの差は、わずか0.266秒でした。ペトルッチ選手は19位でレースを終えました。
調整が実を結び、大切なポイントを持ち帰る
日曜午後のレース2、オリベイラ選手は再び13番グリッドからスタートしました。最終レースに向けて施した調整が手応えにつながり、走りは土曜日よりも改善。残り5周で雨粒が落ち始め、シーズン最後の戦いに不確定な要素が加わりましたが、オリベイラ選手は10位でフィニッシュして6ポイントを獲得し、BMWのメーカーランキング3位確定に貢献しました。最終的なメーカーランキングで、BMWは4位のヤマハをわずか1ポイント差で上回っています。
BMWでのラストレース、感謝を込めて
ペトルッチ選手は、レース2を20位で走りきり、今大会を終えました。
コースの外では、土曜日の夜にパドックのステージで、チームとファンがペトルッチ選手に敬意を表しました。この1年の献身と粘り強い走りへの感謝が伝えられ、ともに戦ったシーズンの最後に、温かなひとときが生まれました。
浮き沈みのなかでも、前へ進み続けた1年
2026年シーズンのROKiT BMW Motorrad WorldSBKチームには、表彰台に上る輝かしい場面がある一方で、ケガやライダー体制の変更という試練もありました。主力ライダーのケガからの復帰、そしてシーズン終盤には再び表彰台争いへ。浮き沈みのなかでもライダーとチームは調整を重ね、前へ進む歩みを止めることはありませんでした。最終ランキングは、オリベイラ選手が11位(142ポイント)、ペトルッチ選手が17位(61ポイント)でした。
BMW Motorradチームのテクニカルパートナーとして、OUTDOはシーズンを通じてチームとともに戦ってきました。今シーズンも応援してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。オフシーズンにしっかりと態勢を整えたBMW陣営が、新シーズンでふたたび輝きを放つことを楽しみにしています。