エンジンを切っても電気を使う装備は? 駐車中のバッテリーを考える

駐車中のバイクのメーター周辺。「キーOFFでも電気を使う装備は?」と表示。
OUTDO — MOTORCYCLE BATTERY KNOWLEDGE
Introduction

バイクを止めてキーをOFFにしても、電気の使用が完全にゼロになるとは限りません。車両の時計や制御装置、盗難防止装置のほか、後付けした装備の機能が駐車中も働くことがあります。

ただし「ドラレコを付けたから必ず電気を使い続ける」とは言えません。同じ種類の装備でも、機種や設定、給電の仕方で動作が変わります。確かめたいのは装備の名前より、キーOFFの間に何が動いているかです。


Article — 待機電力

まず、車両にも待機電力がある

エンジン停止中も、時計やECU(エンジンなどを制御するコンピューター)、盗難防止装置などを維持するために、わずかな電気を使う車両があります。こうした消費は「暗電流」または「待機電力」と呼ばれます。OUTDOの公式FAQも、バッテリーを車両に付けたままにする場合は暗電流の影響を考える必要があると説明しています。

ここで区別したいのが、バッテリー単体で少しずつ電気が減る「自己放電」と、車両や装備が電気を使う「待機電力」です。自己放電の少ないバッテリーでも、車両側で電気を使っていれば、その分は減ります。

駐車中のバイクのメーターとハンドル周辺。

Article — 後付け装備

後付け装備は、機能と設定を見る

分かりやすい例が、駐車監視機能のあるドライブレコーダーです。製品によっては、エンジンを止めた後の監視中も車両バッテリーから給電します。録画の条件や停止設定は機種ごとに異なるため、取扱説明書の「駐車監視」「電源」「バッテリー保護」を確認してください。

USB電源も、端子が付いているだけでは判断できません。キーOFFで給電が止まるものもあれば、設定や接続方法によって使える状態が続くものもあります。接続した機器を外したとき、本体が待機中に電気を使うかも製品ごとに確認が必要です。

ETCなどほかの装備も、名前だけで一括りにはできません。「止めたバイクからスマートフォンを充電できるか」「駐車中に録画・通知する設定か」を、自分の機器の説明書で確かめるのが確実です。配線方法が分からない場合は、取り付け店に確認してください。

ガレージに停めたバイクとヘルメット。

Checklist — 確認する順番

乗らない間に残量が減るときの確認順

まず、後付け装備と車両の説明書で、キーOFF時に働く機能を洗い出します。次に、最近の乗り方を振り返ってください。短い移動が続くと、始動で使った電気が走行中に十分戻らないこともあります。待機電力だけが原因とは限りません。

始動が重い、乗らない間に状態が変わるといった症状が続くなら、バッテリーの状態だけでなく、車両の充電系や追加装備も販売店で点検してもらいましょう。原因の切り分けは車体の電装系トラブルの記事でも説明しています。


Article — バッテリーの選び方

バッテリーを選び直す前に

大切なのは、電気がいつ使われているかを知ることです。バッテリーだけを替えても、装備の動作条件や車両側の消費は変わりません。

そのうえでナトリウムイオンという選択肢を検討するなら、OUTDOの公式適合表を確認してください。車種名だけで決めず、年式・仕様・現在のバッテリー型番も照らし合わせます。分からない点は販売店に相談するのが安心です。


※本記事の情報は執筆時点のものです。車両の暗電流・待機電力や、後付け装備の消費電力・動作条件は車両・製品・設定ごとに異なります。具体的な数値の判断やバッテリーの適合確認は、販売店またはOUTDOカスタマーサポートにご相談ください。
References — 参考文献
  • OUTDO公式サイト「よくあるご質問」 https://www.outdo.jp/pages/faq
  • OUTDOバッテリー知識ブログ「車体の電装系トラブルを考える」 https://www.outdo.jp/blogs/batteryknowledge/battery-drain-vehicle-electrical-issues
  • OUTDO適合表 https://www.outdo.jp/pages/battery-fitment-agreement
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