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【オートポリス】「粘り」と「意地」の走りで存在感を刻む!悪条件を跳ね返し、長島哲太がWレースで連続ポイント獲得!

  • Misa Ono
  • 9月29日
  • 読了時間: 4分
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粘りと意地の走り・圧倒的な存在感を刻む


RACE WEEK RESULT

QUALIFYING : P8

RACE1 : P7

RACE2 : P6


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今回のオートポリスラウンドは、走行前から波乱の幕開けとなった。長島哲太はポルトガルでのテストを終えて帰国するも、天候不順によるフライト変更により予定していた熊本入りが叶わず、関西国際空港で足止めを余儀なくされた。翌朝、新幹線を乗り継いでサーキットに到着したのは午後走行直前。疲労と時差ボケという厳しいコンディションながらも、即座に走行を開始し、限られた時間の中で確 かな手応えを掴んでみせた。


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不運な流れを跳ね返せず、阻まれたベストアタック


迎えた予選では、決勝を見据えて2セットのタイヤを使い、綿密な作戦で挑んだ。セクターごとにベスト タイムを刻みながらも、スロー走行車に阻まれる不運が続き、最終的な順位はRACE1・2ともに8番。それでも改善点は明確となり、チームは夜遅くまでマシンの調整に奔走した。



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いつもより厳しい眼差しが見つめる先には、長島にしか想像できないレース展開を思い浮かべているのかもしれない。



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RACE1 : 苦戦の中で得た執念の7位


予選8位、3列目スタートとなった長島哲太は、もはや彼の代名詞となりつつあるオープニングラップの鋭い追い上げにより、まずは5番手浮上。ところがコース後半の第2ヘアピンカーブ進入でバランスを崩し、8番手に戻った。2周目以降、長島はトップグループにじわじわ離される苦しい展開。4周目以降、後方から浮上してきた児玉勇太との激しいバトルとなった。長島は何度も児玉の先行を許したが、そのたびに意地で抜き返して8番手キープ。2番手争いをしていた名越哲平が最終ラップに転倒したため、最後は児玉を抑え切った長島は7位を獲得した。



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RACE2 : スタイルを貫き6位を獲得


ウェットパッチが残る路面状況でも、長島哲太のスタートダッシュは健在。12周に短縮されたレース2の7番手グリッドからスタートした長島は、2周目に3番手まで浮上した。翌周、長島のタイムは接戦のトップ2よりもわずかに速く、これで2番手に約1.4秒まで接近。しかしその後は徐々に遅れ、一度は1秒近く離した後続に迫られた。必死に順位を守る長島だったが、バトルの中で7周目に7番手まで一気に後退。岩田悟のリタイアでひとつ順位を上げると、最後は再び児玉勇太との接近戦となり、これを抑えた長島は6位でチェッカーを受けた。



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Tetsuta Nagashima コメント


海外テストからの移動でトラブルがあり、金曜日のAMが走行できないなどの問題がありましたが、無事レースを終えることができました。特にRACE2はスタートから序盤3位を走行しましたが、中盤以降にはタイヤが厳しくなり、後半は何もできず悔しいです。しかしながら、序盤に上位争いができるという実感もあり、引き続き開発を続け、今年の最後までには表彰台に立てるよう取り組みます。次戦岡山は、ダンロップのホームコースでもあるので、結果を出せるよう全力で頑張ります。



チーム総括


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酷暑のもてぎラウンドから約2週間、チームにとって大きな節目となるはずだったオートポリス戦は、濃霧という自然の前にレース中止という結末を迎えました。まずは、不安定な天候の中でもチームを支えてくださったスポンサーの皆様、関係者の皆様、そして現地で最後まで声援を送ってくださったファンの皆様に心より御礼申し上げます。


ST600クラスの藤田は、予選でしっかりと流れを掴み、レース序盤から先頭集団で戦えるグリッドを獲得し、準備を整えていました。決勝でライバルたちとどのようなレースを見せられるのか、我々も大いに期待していましたが、安全を最優先とする判断により、残念ながらその舞台は次戦に持ち越しとなりました。ハーフポイント加算という形ではありますが、年間ランキングで僅差の3位を維持できていることは、今後に向けて大きな希望でもあります。


J-GP3に挑む知識隼和にとっても、今回は走れなかった悔しさを胸に刻む週末となりました。MiniGP時代から積み上げてきた経験を踏まえ、限られた時間の中で冷静に準備を整える姿勢は、ルーキーらしからぬ安定感を感じさせています。次戦でその悔しさをどのように力に変えてくれるのか、チームとしても大きな期待を寄せています。


自然がもたらす予期せぬ展開の中でも、チームとして改めて感じるのは「準備することの大切さ」と「どんな状況でも戦える強さを育てていく必要性」です。開幕からここまで、全てのライダーが自ら課題に向き合い、それを糧に進化している姿に大きな希望を抱いています。


シーズンはまだ続きます。TN45 Racing Teamは世界を目指す志を胸に、ライダー、マシン、そしてチームが一体となり、次戦以降も挑戦を続けてまいります。引き続き、皆様のご支援とご声援をどうぞよろしくお願いいたします。


Team-Owner Tetsuta Nagashima



引用元:TN45 RACING TEAM RACE REPORTS RD.5 AP

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OUTDO JAPANは、アンバサダーを務める長島哲太選手とともに、これからも挑戦を続けるTN45 Racing Teamを全力で応援していきます。




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