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長島哲太、執念のJSB1000初表彰台獲得! 岡山での激闘を制し3位

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ようやく巡り着いた場所 岡山で迎えた歓喜の瞬間 19戦目


RACE WEEK RESULT

QUALIFYING : P4

RACE1 : P3



それは、長島哲太にとって一つの「通過点」であり、同時に「証明の瞬間」でもあった。2024年からダンロップタイヤとともに歩み始めたJSB1000での挑戦は、決して平坦な道ではなかった。

幾度も味わった悔しさ、コンマ数秒に泣いた予選、そして度重なるマシンの試行錯誤。

それでも彼は、チームとともに前を向き続けた。


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決勝につなぐ、ウェットでの予選4位


今大会のJSB1000クラス予選には、ノックアウト方式が用いられた。まず全ライダーが35分間のQ1に出走。11番手以下はそのまま予選順位が確定され、上位10名は15分間のQ2に進出し、ここで記録されたタイムで予選1~10番手が決定された。前日から断続的に強弱を繰り返す雨はQ1の途中で完全に止んでいたが、路面はウェットコンディション。Q1の長島哲太は慎重にラップタイムを削り、予選時間の中盤でトップ10圏内に。ラスト2周で4番手まで順位を上げてQ2に進出すると、Q2でも同じく4番手となり、決勝スタートのセカンドローを確保した。


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ついにたどり着いた 19レース目の初表彰台


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決勝は、レースウィークで初めてのドライコンディションとなったが、スタート進行直前にディレイのアナウンスが入る。約55分遅れのスタートとなったが、それでも長島の集中力が乱れることはなかった。


セカンドローの先頭、4番グリッドから相変わらずの鋭いスタートダッシュを決めると、リボルバーコーナーでトップまで浮上した。2周目、手前のヘアピンコーナーからリボルバーコーナーへ切り返す区間で、中須賀克行に抜かれた長島は2番手後退。その後、中須賀の独走は許したが、野左根航汰や水野涼を抑えつつ、激しい2番手争いを繰り広げた。


レース中盤から少しずつ水野が遅れはじめ、これで2番手争いは長島と野左根の一騎打ちに。16周目に野左根が先行したが、すぐに長島が抜き返した。22周目、ヘアピンで再び野左根が逆転。それでも長島は諦めずに野左根を追い、最終ラップとなる24周目に突入する段階で、両者のギャップは0.562秒だった。


最後にもうひと勝負と狙う長島。しかしここで無情にも、転倒車両がコース上に残り赤旗が提示され、22周目の順位でレース成立となったため、長島は3位となった。2024年から、ダンロップタイヤとともにJSB1000クラスに挑戦し続けてきた長島にとって、今回が19レース目。2度の4位という自己ベストリザルトを更新し、初表彰台に立った。



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Tetsuta Nagashima コメント


昨年からタイヤ開発を始め、何度も難しい場面に直面したり、迷ったりしながら、ここ数戦、タイヤ性能も安定し、ようやく表彰台という結果を残せたことは正直ホッとしています。しかし、まだまだここからがスタートだと思っていますので、残っている多くの改善点をダンロップと共にクリアしていき、来年はチャンピオンを獲得できる体制を作らなければならないのでさらに全力で頑張っていきます。これからも優勝、チャンピオン獲得まで皆様の応援をよろしくお願いします。



チーム総括


前戦オートポリスでの成果を経て迎えた岡山ラウンドは、チームにとって今シーズンの流れを左右する重要な一戦となりました。各クラスがそれぞれ課題と向き合いながらも確実に前進を見せ、改めて「積み重ねの大切さ」を感じる週末となりました。


JSB1000クラスでは、私自身が予選4番手、決勝3位と、チームにとって待望の初表彰台を獲得することができました。ここまで19戦、試行錯誤を重ねてきなかでようやく結果として形にできたことは、チーム全員の努力の証です。最後まで諦めずに戦い抜いた結果として掴んだ3位には大きな意味があり、ダンロップタイヤとともに取り組んできた開発やセットアップの方向性が間違っていなかったことを確認できました。次戦以降は、さらに上位を狙い、優勝争いに加わっていきたいと思います。


チーム全体として、岡山では“結果を掴みにいく力”が形になり始めたと感じています。どんな状況でも戦える準備、そして走り切る意志の強さが、確実にチームの力となってきています。 シーズンもいよいよ後半戦。TN45 Racing Teamは「世界を見据えた育成と挑戦」を掲げ、これからも全員が一丸となって走り続けます。引き続き、皆様のご支援とご声援をどうぞよろしくお願いいたします。


Team-Owner Tetsuta Nagashima



引用元:TN45 RACING TEAM RACE REPORTS RD.6 OKAYAMA

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OUTDO JAPANは、アンバサダーを務める長島哲太選手とともに、これからも挑戦を続けるTN45 Racing Teamを全力で応援していきます。




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